アップルパイ技術メモ

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blender 2.83 法線を編集して光の当たり方を調整する

表題の通り。

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口のあたりがちょっといやだ。なので光の当たり方を調整したいと思う。

これにはbnprのアドオン Abnormalを使用する。

https://www.youtube.com/watch?v=0JfUUz3xxIM

GitHub - BlenderNPR/Abnormal: Blender Abnormal add-on for vertex normal editing

ドキュメントとかないみたいなので感で使う事になる。うーん。

インストールしたらオブジェクトモードでのツールにBNPR Abnomalが出てくる。

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編集モードで頂点を選択する(シェーディング画面ですると良い感じな気がする)。今回はとりあえず感じを見るために全選択。

Start Nomal Editorを選択すると法線が表示される。

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選択項目:

Show Only Selected Nomals:選択された法線だけを表示する。 Scale Up Selected Nolmals:選択した法線を拡大表示する。 X-Ray:透視表示 Nomals Length:法線の長さ調整 Nomals Brightness:法線根元の明るさ Vortex Point Size:頂点の大きさ Gizmo Size:法線をコントロールする専用Gizomoの大きさ Left Click Select:左クリック Save Addon Preferences:設定をセーブする。

Mirror Normals:法線設定のミラー Axis Aligment:法線方向をワンタッチで向ける Normal Direction:法線方向を内側、外側などに向ける。Resetでリセット

Use Rotation Gizmo:ギズモを表示するかどうか Average Indivisual Vertex Nrmals:法線の平均 Average All Selected Normals:選択した法線の平均 Smooth Selected Normals:法線をスムーズにする。 Set Smooth Shading:スムーズシェーディングのセット Set Flat Shading:フラットシェーディングのセット

Spherize Normals:法線の球場化 Point Normals at Target:選択した法線をカーソルに向ける

キーマップ

左クリック:頂点をクリック Ctrl+左クリック:なげなわ選択 C:サークルセレクト B:ボックスセレクト A:全体選択 Alt+A:選択解除 L:リンク選択 Ctrl+I:選択を反転する Z:透視トグル

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頂点を1つ1つ選択しつつ、結構きれいになった。

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けどライトを動かすとまだらなところがある。これは手で整えたから微妙な差があるから。

スムーズ法線調整を行い、触ったところの法線を整えてあげる。

注意点

サブディビジョンサーフェイスが設定されている場合、適応しないと法線がモディファイアでおかしくなる。適応してから弄ること。考えてみれば当然で、サブディビジョンサーフェイスでポリゴン数が変わるため、法線が変わる。

今のところのフロー

手頃なライトオブジェクトを用意して、動かしながら嫌な光の感じが出るポイントを探す。

探したらその一体をCtrl+左クリックでくくり、Average Normalあたりでいっきにならす。

角度を調節し、良い感じになるところを探す。

Smooth Selectedで全体をならす。

失敗したら全体を選択してSet Outsideでわりと良い感じにリセットされる。もしくは「オブジェクトデータプロパティ」のカスタム分割法線データをクリアで戻せる。多分。

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また、他メッシュから法線データをコピーするという方法もポピュラー。

piepiepine.hatenablog.com